自分が子供の頃に親にされて嫌だった事は、子供にはしないと誓ったのに。我が子のことになってしまうとついつい忘れてしまいストイックな子育てになっていませんか?この子の将来や人様での態度を考えたら感情的で厳しくなってしまうもの。
今回は我が子にたくさん求めすぎた失敗談とそこから学んだ大切なことを子育ての先輩からアドバイス頂きましょう。
【親は子供に感情的になる?】〇〇求めすぎた失敗談

私の母はずっと、「宿題したの?まだ、してないの!?」「勉強してるの!?」ととても口うるさい人でした。そして、その度に私は「今からしようとしているのに・・・。」「やる気をそがれた・・・。」と言っていました。親からすれば、言い訳、嘘と思うでしょうが、実際そうだったのです。
それなのに。私が気がついたら息子に同じ事を言っていて、そして、息子の反応も私が小学校、中学校、高校の時にしていた反応と全く同じで、
「しまった!」
と内心忸怩たる思いをしました。自分が親にされて本当に嫌だった事を、自分の子供にもしてるじゃないか・・・と。
習い事にしてもそうでした。強制的にしたくもない事をさせられたり、友達が誰もいない所の習い事にあえて行かされたり、親は親で信念があったかもしれませんが、私は極力その事に関しては、子供の意見を尊重してきました。
やはり習い事などは好きで楽しむべきものだと思うので。そしてそれは正解だったと思います。
なぜ感情的になるのか?

とにかく、親は子供の事になると、とかく感情的になる生き物なのだという事が、母を見ていて思いましたし、また、自分が親になってからも十分に悟りました。
でも、それは仕方の無い事だとも理解しています。子供を大事に思うからこそ、子供の育児に責任があるからこそ、そして、子供の将来を真剣に考えるからこそ、そうなってしまうのですよね。
そして、その思いが大きければ大きいほど、感情的になり、子供が自分の思い通りにならないとイライラしたり、時に声を荒げてしまう。これもある意味、仏様でもない限り、完全に抑えるのは難しい事も理解できます。
子供を信用していない訳ではないのだけれど、ついつい口出ししてしまうのは親の性なのでしょうか。こと、子供の事に完全に冷静になれる親というものに、実はこれまで出会った事が無いかもしれません。
他の子供と比べることも原因

とにかく、子供ができない事、子供が自分の思い通りにならない事、そういった事に感情的にならなかったら、もうちょっと色んな事を気楽に考えていたら、子育てはもっと楽にできたかもしれないと思います。
この原因となったのが、他の子供と比べる・・・という事でした。
あの子はできるのに、どうして自分の子はできないのか?あの子は運動が得意なのに、うちは運動オンチだ。あの子は勉強ができるのに、うちの子はできない。と言った事、こういう事を思うと、感情的になる事がとても多かったです。
ですから、先ず、他の子供と自分の子供をあまり比べない事。そして、自分の子供には自分の子供の良い所があると、長所を探し、それを伸ばしてあげる事がとても大切だと考えるようになりました。うちはうち、よそはよそという考え方も大事でした。
そうしたら、必要以上に感情的になったり、イライラしたりという事が減りました。
否定することはダメ
先ず、子供の目の前で、他の子供を羨ましがったりするのは絶対にNG行動だと思います。
「あの子は凄いな・・・。」とか「あの子は背が高くて良いな・・・。」とか能力的にも、身体的にも、例えば容姿だったりしても、自分の子供が悲観的になったり、コンプレックスに思ったり、トラウマになるような事は絶対に子供の前では言わない方が良いと思います。
子供は子供なりに、自分で分かっているからです。それを自分の親にも言われてると、自分を全否定されたような気持ちになるからです。私自身、子供の頃にそういう経験がありましたので。
そして、子供の前で、子供の欠点などを話すのもNGだと思います。貶されて、そこから這い上がる・・・より、褒めて伸ばす方が私はベターだと思うので。私はとにかく親に褒められた事が皆無で、本当に日々辛かったので。
子供の好きなことを伸ばす
子供が興味のある事を精一杯伸ばしてあげる・・・という事で、例えばそれが何であれ、こちらも興味を持って一緒に熱中すると意外と楽しく、ストレスを減らす事に繋がりました。
例えば、うちは息子だったのですが、仮面ライダーや戦隊ものが大好きでした。そして、平成に入ってからはこういうヒーローものの主役とか出演者は若いイケメンの俳優さんが多く、その俳優さん達を自分は目の保養にして、子供と一緒に楽しんで見たりしていました。
子供と一緒の時間を過ごし、子供も、自分も、楽しく過ごせますから、ストレス発散になります。
そして、自分も一緒に見る事により、子供がおもちゃを欲しがった時も、自分も理解している分、子供が本当に欲しいもの、そして、これなら買ってあげても良いかなという判断がしやすくなり、子供におもちゃ買って!と言われても、むやみに買う事もなく、イライラする事も減りました。
まとめ
”子供に甘いものを絶対に与えない”とか、”将来英語が話せるように、家では絶対に英語しか話してはいけない”など、物凄くストイックなアドバイスを沢山色んなママ友から受けましたが、本当に上手く行くの?といつも思っていました。
家で甘いものを与えないと、外で必ず親に隠れて買い食いするようになると思います。
それに、家で英語しか話してはいけない・・・というのも、どうだろう?と疑問に思っていました。何故なら、私は大人になってから英語を学び、日常不便の無いレベルで英語が話せるようになったので、自分が、興味を持って、好きで始める事が1番の上達の早道だと思ったので。
それに、帰国子女などが日本に帰ってきて英語を話さなくなると徐々に忘れてしまうように、インターナショナルスクールでも行かない限り、学校での時間が長くなってくるとあまり意味を持たなくなると思います。
以上から、大切なことは子供の長所を見つけてあげるのが、親の務めであり、そこをどんどん伸ばすように横からお手伝いしてあげるのが一番だと私ま子育てから学習しました。あなたもどうか今後の子育て生活の参考にしてください。
