私には今年で6歳になる娘がいます。今でも反抗したりわざと逆の反応をしたりしますが、この子が3歳の時はイヤイヤが酷かったです。
本当に何もかもイヤイヤ言うばかり。テレビやご飯も自分の気に入らないものだとすぐに拗ねてしまう。
買い物に行くとこれが欲しいと言って買ったお菓子を買って、家に帰ってから違うのが欲しいと泣き叫んだり、遊園地に行きたいといっていくと何も乗りたくないと言って普通の階段で遊びだしたり。
厄介なのは、3歳で言葉は多少しゃべれますが、まだまだ日常会話するにはほど遠く、どうして嫌なのか?何が嫌なのか?何を望んでいるのか?意思疎通が十分ではなく毎回手探りでした。
妻は怒りっぽい性格の為、子供が拗ねて泣き出すとイライラしてしまいます。妻の機嫌も損なわないよう毎日細心の注意を払いながら妻と協力して子育てしていました。
3歳イヤイヤ期の原因と対策法を考える

その時は毎日の大変さから、原因を考えてるようで考えてなかったように思います。
現在6つになった娘に「あの時どうして何でもすぐに泣き出したり拒否したりしたのか」と聞くと「う~ん、わかんないw」でした。今になって冷静に考えると「イヤイヤになるきっかけ」は自我に関係あるんじゃないのかなと思っています。
2歳や3歳はまさしく自我が急速に発展し始める頃です。今まで自分で表現できなかった感情や行動が少しずつでき始め、それが相手に少しずつ伝わるようになる。
自分の思い通りにならないと子供はもっと正確に表現して伝えようとするけどまだその技術は無い為もどかしさや歯がゆさから何でもイヤイヤ言ったりワガママになったりするんじゃないかと思いました。
自分を認めてもらいたいのに何でわかってくれないんだみたいな。他に理由があるとすれば「気まぐれ」だと思います。
見返りを求めないことが一番の対策法か?

自分が当時思っていたことや実践していたことは、まず自分がイライラしないことです。ここの部分は最も大事ですが最も忘れやすいです。
子供が機嫌が悪いのに自分も機嫌が悪いまま接しても何にも解決はしません。もちろん怒鳴ったりして泣き止むこともありますが、それは解決ではなくその場しのぎです。
自分がイライラしないためには、まず「見返りを求めない」ことです。「これだけやさしくしたのに。」「望むようなことをしてあげたのに。」と、私がこれだけしたんだからあなたもやってよね。みたいな考え方は子供には通用しません。
常に無償の気持ちを持たないと結局自分がイライラして解決出来ません。慣れるまで時間はかかりますが慣れると気が楽で余裕がでてきます。
あと、子供が泣いたり機嫌が悪い最高潮の時は無理に解決しようとはしないほうがいいです。私の場合は何を言ってもダメでした。
おススメは機嫌が悪くなり始めたとき、または機嫌が悪い最高潮から少し落ち着いた時に子供が好きな歌や踊り、ダジャレを本気でやることですw子供は突拍子もない事をされると機嫌が180°かわりやすいです。うちの子供は結構笑顔になってましたよ。
あなたが機嫌を悪くするのは絶対にダメです

とにかく子供と一緒になって機嫌が悪くなるのは良くないです。どうしてもストレスに感じてムカついたり感情が荒ぶったりするなら親でも友達でもパートナーでも行政でもとにかく頼れるところに頼ったほうがいいと思います。
怒ることはすべてダメなわけではありませんが怒鳴って解決出来ることは子供が成長してからであって、まだ2,3歳の幼児に怒鳴ってもほぼ意味がありません。それどころか逆効果だと思います。
怒鳴って解決できなければ次は暴力にはしるかもしれません。それが日常化し最悪命を奪うことにもなりかねません。
決して言い過ぎではなく1人で悩み過ぎていると考えすぎて良からぬことを考えてしまいます。
相談できるところを日頃から見つけておくといいと思います。自分がダメにならないようにしてほしいです。
子供のためにするのではなく、結果的にそうであることも大切

どうすればイライラやストレスを減らすかですが、私の場合は教育の本や心理学の本を読んでいろいろ子供に試していました。
「この方法は全然効果ないな。」とか「おっ、この方法案外使えるな。」というある意味試験的なことをしていたため、最初はしんどかったものが少しずつですが楽しみになっていった部分もありました。
すこし言葉が難しいですが、「子供の機嫌をよくする為にどうするか」ということではなく、「この方法を試したら結果的に子供の機嫌がよくなった」というふうに子供を二の次にして間にクッションをもたすことで気が楽になりました。
この時に思ったのが「しんどいと思うのか楽しいと思うのかは結局自分次第なんだな」ということです。ぜひ実践してもらいたいです。
おわりに
本当にうまくいくのかと言われれば正直わかりませんが、率直に申し上げると「何でも聞くよりまずはやってみなければわからない」ということです。
やってみてダメであれば違う方法を試せばいいですし、またダメならまた違う方法を試すだけです。私も親として初学生なので他の人の意見や本を読んで勉強しながら子供と接しています。人間は機械ではないので、こう言えば100人中100人が同じ行動をするなんてありえませんよね。
だから親もあらゆることを勉強して試して改善する。これを繰り返していくうちに子供と本当に分かり合える、信頼しあえる仲になるんじゃないかと思います。まずは聞くより自分が行動することです。
