もうすぐ2歳の息子は、イヤイヤ期真っ只中です。お風呂に入るのも「イヤ!」、ようやく入れてさあ上がろうと思ったら出るのも「イヤ!」。もう何がしたいの……という毎日です。
おむつを替えるのは絶対嫌がりますし、おなかがすいたと訴えるのでごはんを出したらまたも「イヤ!」と言われてしまいます。
その度に「そっか、嫌なのかあ」「なにが嫌なのかな?」と息子に問いかけ、なるべく穏やかに解決するように心がけています。とは言っても、急いでいるときや疲れているときは「嫌じゃないの!やるの!」と怒ってしまうこともあります。
きっと息子なりにたくさん伝えたいことがあるけれど、上手く言葉にできなくて「イヤ!」と言ってしまうのだと思います。まだまだ先は長そうですが、こちらから問いかけることで答えを引き出し、イヤイヤ期を乗りきっていきたいです。
【2歳イヤイヤ期】の原因と対策

イヤイヤ期や反抗期の原因は「自我の芽生え」だと思います。
パパやママが言っていることと違うことをやってみたい、パパやママが言うとおりにしたくない、というような気持ちが、「イヤ!」という言葉に繋がるのではないでしょうか。
それから「なんでも自分でやってみたい」という気持ちもあると思います。パパやママが当然のようにお手伝いすることを嫌がったり、ハサミや箸など、難しい物を使いたがったりするのは、いろいろなことに挑戦してみたい気持ちの現れだと思います。
あとは、「まだ上手に自分の気持ちを言葉で伝えられない」というのもあるのではないでしょうか。
○○じゃなくて××がしたい、と思っても、2歳頃は的確な言葉で話せないので「イヤ!」という一言になってしまう気がします。
いずれにせよ、心と体が順調に成長している証拠なのだと思います。
対策はゆとりを持つこと

一番大切なのは、時間と心にゆとりを持つことだと思います。
急いでいるときや疲れているときは子どもの反抗にイラッとして、つい声を荒げてしまいがちです。逆に心にも時間にも余裕があれば、穏やかに「どうして嫌なの?」などと問いかけることができます。
1日のうちの全てに余裕を持つことは難しいかもしれませんが、「お出かけのときは5分早く準備する」「食事の支度は時間のあるときに準備しておく」などと工夫することで、時間の余裕は作ることができると思います。時間に余裕ができると、自然と心にもゆとりが生まれるはずです。
それから、適当に受け流すことも大切だと思います。子どものイヤイヤ全部に真剣に向き合っていたら、身がもちません。
譲れないポイント(ごはんはきちんと食べる、歯磨きをちゃんとする、など)を自分なりに決めておいて、それ以外のことはあまり気にしない方が、精神衛生上良いのではないかと思います。
否定する言葉がけはNG

子ども自身のことを否定する言葉がけは、しない方がよいと思います。
例えば「○○ちゃんは悪い子だね!」などです。たとえ悪い行動をしているとしても、悪いのは「行動」であって、その子自身ではないのです。
イヤイヤをされても「そっか。でも、こっちの方がいいと思うよ」とか「○○ちゃんはそう思うんだね。でもそれはいけないことだから、こうしてみよう?」とか、本人の考えを肯定した上で、望ましい行動へと誘導できたら良いのではないかと思います。
それから、親がムキになってしまうのも良くないと思います。娘は4歳ですが、だんだんと口が達者になってきて、注意しているうちに言い返されて、ついイラッとしてしまうことがあります。
経験上、一度イライラしてしまうとヒートアップしてしまいがちです。頭の片隅に「しょせん子どもの言うことだから気にしない」というような、冷静な考えを持っておきたいものです。
相談することが大切

夫婦で相談し合えるのであれば、「こういうことがあったんだけど、どうしたらいいと思う?」などと気軽に話した方がいいと思います。
夫婦でなくても、自分の母親やママ友など、信頼できる人なら誰でも構わないと思います。とにかく一人で抱え込まないことが大切です。
特にママ友同士であれば「うちの子もそうだよ!」なんて言われるだけで「そっか、自分の子だけじゃないんだ。みんなそうなんだ」と気持ちが軽くなることもあります。
あとは、配偶者に協力してもらったり、自治体の一時保育サービスなどを利用して、一人の時間を作ることも有効だと思います。近くのスーパーであろうと、子どもから解放されて一人で買い物するだけで、ストレス発散になると思います。
おわりに
イヤイヤ期の乗り越え方は、人それぞれだと思います。私は私のやり方が合っていると思いますが、他の方には合わないかもしれません。
また、子どもも一人一人個性があり、対応の仕方も違うでしょう。もし私のやり方が合わなければ、他の方のやり方も参考にして、自分なりのイヤイヤ期マニュアルを作っていけば良いと思います。
でも、時間と心にゆとりを持つことは本当に大切だと実感しているので、それだけはオススメしたいです。特にせっかちな方や真面目な方は、子どものイヤイヤで予定通り物事が運ばないことにイラッとしやすいのではないでしょうか。そのような方には、時間と心の余裕を持つことは、非常にオススメできます。それがあるだけで、子どものイヤイヤに穏やかに対応できますよ。
